ゲーム論

　
ゲームだから。と言う理由で、
想像の上を飛んで行く。
　

lover

　
くるしいほど巻いてみた。

夜中のキッチンで、
とても愛してた。

トマトにベーコンを巻いて、
お皿にのせた。

奥からお皿を持って、向かってくる。

夜のボリューム落として、
手を広げて巻き合った。

皮の下がふにゃふにゃしてた。
　

いっせーじん

　
イッセーじん
にせーじん
賛成じん！

いっ聖ーじん！
偽せーじん
賛成じん！

いち成人！
会社がこわくて、
３精神！

さんせーじゃん
みんなでわを書き、
賛成じゃん！

いっせーのジン！
プールサイドでアイスジン！
最高じゃん！

一星ーじん
宇宙を見上げて、
ハンセーじん

いっせーじん
かえりの船で
は、にんじんちゃん
　

ブランクアテープ

　
そのごみをとってしまうと、
光は逃げてしまう。

これはレッスン。

光を追うと、雨がざわざわ騒ぐ。

雨が騒ぐと、犬がウーウー吠え出す。

ウーウー吠えるのを、イチゴジャムで防ぎ、
ポットに火をかけて、カセットのスイッチを入れた。

でもそれは録音のスイッチだったから、
今聴こえているのは、
ブランクの音じゃない。

光のつぶがしみこむ音。
壁にそっと、触れるような午後。
　　

ブラッシュアデイッシュ

　
あでし
ぶらしであしでし

ごりごりのあしでし
けんまするだし

びじんになるでし

ビジンのあしは、
トウキのように白く、
つややかでいて、
火のようなシセンで磨かくのよ

わだし
たわし
みがくの、
おさらを。
　

　
すっぽんぽん

ぬっぽんぽの

にっぽんぽん
　

からー

　
きちゃないやぼうを
もってじっと
してたら

せなかから
にじのぺんきをもった
むしたちが

ばくはつするよに
そらにむかって
すたーときった

きょうから
よし

からーでいこう
　

船出

　
人生は旅だって、
航海する船のようだって。

今だって、ちょっとおしゃべりして、
お互い大変だねって、ちょっとした立ち話。
おなかの中はもうぐっちゃぐっちゃなんだけどね。

先生は、ずっと真実を追求し続けそうで危ないね
って言っていたから、哲学者なんか目指していたら、
今頃きっと、野たれ死んでた。

真実は大事って、思っていたけど、
人を動かすのは空気なんだと気づいた。

真実から出る空気でいいの、
真実がなくても、それと同じ空気が出てればいいの。

野たれ、俺。

元気で強い子が、
船出する。

港に強い風が吹く。