2007/01/06

猫3000回

 
おれがミヤ。

ミヤ、このあおいしゃかにゃ、しゃぶしゃぶ。

しぶしぶ、はみゅはみゅ。

ちった、一度ぐらい生きても、にむにむ。

かちこく、ニヤらなにゃむ。


みやみやみやー。

たった一度だきまくらー。

ふにふにふにゃー。

ぴゅーぴゅーはななるぴや。

やっと出会えたこの時に、はながひらひらぴゅー。


ちくわがミヤ。

とまらないミヤ。
 

SING A SONG

 
電子の雨が降るころに、
からだが溶けて、緑色のほんとうになる。

戻る歩きで、前にすべる。
雨に打たれたむきだしの機械が、欲を伸ばす。

りんごをかじって戻るんだ。
だれもが昔へ帰るんだ。

雨の中歌った歌だった。
重たい雨が歌った歌だった。

SING A SONGが聴こえてる。


参考
信近エリ「SING A SONG」
 

2007/01/05

灰色髭

 
消えた女房を、
檸檬をかじり思い出す。

西洋のお茶はいつも、海のように険しい。
 
分厚い革のコートの後ろには、
灰色の石畳の道が、続くと思おう。