2006/12/17

どうしようもなく、クラッシック

 
6畳半の小部屋に響く、俺のテーマ。
最大旋律の揺らす空気で、みそスープも煮えたぎるほど、
毎日が燃えている。

クラッシックのできは最高。
モーツアルトのカーブなんか何とも言えない。

けれどスーツはよれて、誇りもなくて、信頼もない。
愛もなくて、人生は大切にねと言う忠告が残った。

スピーカーから唸るヴァイオリン。
しつようにこする。ぎしぎしと。
真っ赤な肩のあの目つき、たまらない、かきたてる、かきたてる。
ぎしぎしと大事なものが、音を立てる。

最高だったり、最低だったり、
どうしようもなく、俺のクラッシック。