skip to main
|
skip to sidebar
TEXT MEMO
2006/12/13
糸巻き
水のような無限の形を作ることはできるのに、
金属のような固まりをからだは作ることができくて、
くやしい。
真ん中から一つぐらいでてきてもいいはずなのに、
絹のように、ただなめらかでいることしかできない。
冬は、薄肌が波紋にたゆたう。
ガスや光に反応しては、小さな羽虫みたいに震える。
夏は風に、全神経がそよがれて、
空に白い線が、さわやかだった。
ただの一つも金属を生まずに死んで行くことが、
むなしくて、私は糸巻きのようにしぼんでいくのでしょう。
ね運命。
次の投稿
前の投稿
ホーム
ラベル分け(シリーズ)
-お気に入り
(16)
Lisa
(3)
カザミドリ
(3)
夜明け前
(6)
日付順
2月 2020
(1)
1月 2020
(3)
11月 2017
(2)
10月 2017
(1)
8月 2016
(1)
1月 2011
(1)
6月 2008
(2)
5月 2008
(7)
7月 2007
(18)
6月 2007
(16)
5月 2007
(8)
4月 2007
(6)
2月 2007
(2)
1月 2007
(3)
12月 2006
(60)
自己紹介
詳細プロフィールを表示