2025/04/12

echo

脱獄したの私。

小さな白いレストラン。
何も知らない夫の前で、気弱な存在で
静かに料理を届けている。

人として見られると、声が震える。
でも伝えたい。伝えたい声が体の中で激しく反響する。
沸騰したお湯より、パスタの鍋より、世界中のあらゆる金属より、私は響いている。

お願い静かにスープを飲まないで。